「なんて凄い映画なんだ」
「なぜ?」
「話題の宝庫。とても1つに絞り込めない。しかも、面白い」
「最大のトピックは?」
「作戦シリーズはつまらない映画が多いと感じるがこれは面白い」
「久松静児監督作品で監督が違うわけだね」
「久松静児監督作品がもっと見たいよ。取りあえず駅前シリーズ」
「既にリストに追加済みじゃないか」
「中尾ミエが出ている。しかも可愛い」
「えー」
「まさに、銀魂の元ネタ。酒場の居候がよろずもめごと解決屋の看板を出す」
「よろず屋ってことだね」
「中尾ミエは神楽で、新八的な立場で入ってくる社員もいる」
「なるほど」
「黄色い山手線が映っている。渋谷と恵比寿の間らしい」
「そっちも話題か」
「1963年当時の用賀が大量に出てくる。特に、玉電の引き込み線の先端が映っている」
「鉄道マニア系、郷土史マニア系の話題にもバッチリか」
「しかし、最大の話題は【面白い】。これに尽きる」
「久松静児監督がクレージー映画を撮ったのはこれ1本か」
「そうだ。だからともかく中身は凄く異色だよ。他のクレージー映画とはまるで違う。馬鹿シリーズのような異色作とも更にまた違う。これは面白い」
「映画は見るまで分からないってことだね」